笠松競馬のプラス収支へ

 笠松競馬(岐阜県羽島郡笠松町)を運営する県地方競馬組合の議会は17日、定例会を県議会棟で開き、2013年度の実質収支は6790万円の黒字だったとする組合の決算を認定した。12年度からの繰り越しや基金からの繰り入れを除いた実質単年度収支も4424万円で、5年ぶりの黒字となった。

 実質単年度収支の黒字は、13年度の馬券発売額が113億3301万円と、12年度より6億6037万円(6.2%)増となったことが主因。組合は、12年10月に始まった日本中央競馬会(JRA)のインターネット会員への馬券販売サービスが収入増につながったとしている。

 また組合管理者の広江正明羽島郡笠松町長が本年度の馬券発売額を議会に報告した。それによると、11月28日現在の発売額は85億832万円で、前年度比18億6700万円(28.1%)増。今年10月に開始したJRAの馬券販売で、約6億2000万円の売り上げがあった。広江町長は「関係者一丸となり、今後も経営改善に努めていく」と話した。

岐阜新聞社

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